【体験談】アトピーとデュピクセント治療、30年間の記録

アトピー歴30年男性のデュピクセント治療体験談

5歳での入院、眠れない夜、繰り返した肌荒れ……そんな30年間の記録の先に、今はアトピーの治療薬「デュピクセント」に出会い、少しずつ症状と向き合えるようになりました。

筆者

気づいたときには、もう痒くて当たり前の毎日でした。

この記事では、そんな私の30年間をありのまま振り返ります!

同じようにアトピーや敏感肌で悩む方が、「自分だけじゃない」と思えるきっかけや、治療との向き合い方のヒントを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。男性ならではの視点も交えながらお届けします。

目次

幼少期 ― 入院と蕁麻疹、卵アレルギーの記憶

私がアトピーだと自覚したのは、正確にいつだったか覚えていません。気づいたときにはもう、肌トラブルが「日常」になっていました。

一番古い記憶は、5歳のときにアトピーで入院したことです。

子供の頃は、夜になると決まって痒みがひどくなりました。

筆者

痒くて、痒くて、眠れない…

当時の夜は、だいたいこんな感じでした。

  • 夜になると痒みが強くなる
  • 掻きむしってしまい、なかなか寝付けない
  • 朝起きると、掻いた部分から汁がにじみ出て乾き、パジャマにくっついている

もう一つ、私には卵アレルギーもあります。幼少期には卵を食べて蕁麻疹が出たことがあり、家や学校では卵を使ったメニューを別のものに変えてもらっていました。

当時、母が私の除去食のためにつけていた食事ノートが今も残っています。

アトピーの食事ノート画像
母が毎日つけてくれていた食事記録。細かく食材を書き出し、体調の変化(△マークなど)まで記録されていた。

こうして見返すと、家族も一緒にアレルギーと向き合ってくれていたのだと、改めて感じます。

小中学校時代 ― 比較的落ち着いていた時期

幼少期の入院や、夜も眠れないほどの痒みを振り返ると壮絶な話に聞こえるかもしれませんが、実は小学校・中学校の頃は、症状が比較的落ち着いていました。

もちろん、痒みが完全になくなったわけではありません。ただ、周りから気づかれるほど肌が荒れていたわけでもなく、「人並みに肌が弱いタイプの子」くらいの感覚で過ごせていました。

この時期の状態を、簡単にまとめるとこんな感じです!

  • 痒みは相変わらずあったが、日常生活に支障が出るほどではなかった
  • 見た目で「肌が荒れている」と気づかれることは少なかった
  • 夜眠れないほどの痒みは、幼少期に比べて落ち着いていた

📌 豆知識:アトピーと成長の関係
医療系情報サイトによると、アトピー性皮膚炎は成長とともに症状が落ち着く傾向があるとされています。乳幼児期に症状が出ても、学童期にかけて改善が見られるケースは一般的だそうです(※個人差が大きく、全員に当てはまるわけではありません)。―― 出典:マルホ「子どものアトピー性皮膚炎」

高校での悪化とカポジ水痘様発疹症

小中学校時代の比較的落ち着いた時期を経て、高校に入ってから、症状は一気に悪化しました。

理由がはっきり分かっているわけではありません。思春期特有のホルモンバランスの変化、勉強や部活のストレス、生活リズムの乱れ…色々な要因が重なったのだと思います。

そして高校生のとき、私は「カポジ水痘様発疹症」という病気にかかりました。これをきっかけに皮膚科に通うようになり、その通院は今も続いています。

📌 カポジ水痘様発疹症とは?
原因は単純ヘルペスウイルス。通常は一部分だけで済みますが、アトピーで肌のバリアが弱っていると発疹が広範囲に広がってしまうのがこの病気です。発熱を伴うこともあり、急に悪化した場合は早めの受診が大切とされています。―― 出典:メディカルノート「カポジ水痘様発疹症について」

正直、当時は「なぜ自分だけこんな目に……」と落ち込みました。ですが、この病気がきっかけで専門の医師にきちんと診てもらう習慣ができたことは、今振り返ると大きな転機だったと思います。

高校時代の変化を整理すると、こうなります。

  • 症状が全体的に悪化した
  • カポジ水痘様発疹症を発症した
  • これをきっかけに皮膚科への通院を開始(現在も継続中)

自己流のケアだけではどうにもならない段階に入ったのが、まさにこの時期でした。

今の治療 ― デュピクセントに辿り着くまで

高校でカポジ水痘様発疹症になって以来、皮膚科での治療を続けています。

ここでは、これまで使ってきた薬と、今の治療にたどり着くまでの流れを紹介します。

これまで使ってきた薬(リドメックス・ヒルドイド・飲み薬など)

私は長年の治療の中で、たくさんのお薬を使ってきました!

その中でも現在使っているお薬を紹介します。

薬の種類役割
リドメックス炎症を抑えるステロイド外用薬(中程度の強さに分類される塗り薬)
ヒルドイド保湿・血行促進のための保湿剤
飲み薬かゆみを抑えるための内服薬

炎症がひどい部分にはリドメックスを、日常の保湿にはヒルドイドを、そして朝・夜には飲み薬を、というように3つのお薬を長年使い続けています。

デュピクセントを始めてからの変化

そして1年ほど前から、新たに「デュピクセント」による治療を始めました。

アトピー治療薬デュピクセント皮下注300mgペンの画像

📌 デュピクセントとは
アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす物質の働きを抑える注射薬です。塗り薬だけでは十分な効果が出ない場合に使われる治療の選択肢の一つです。
―― 出典:女医の巣鴨千石皮ふ科「アトピー性皮膚炎治療薬デュピクセント」

現在は2週間に1回のペースで注射を打っています。

正直、注射を始める前は「本当に効果があるのか」と半信半疑でした。(実は、この決断に至るまでにはもう少し詳しい経緯があります。→ デュピクセントを始めた理由と、決断までの経緯はこちら)

ですが実際に始めてみると──

筆者

注射を打つ前と比べると、痒みが段違いになくなりました!

塗り薬中心の治療を30年近く続けてきた身としては、この変化は驚きでした。

まだ始めて1年ほどなので、これからも経過を見ながら向き合っていく段階です。ただ、30年間ずっと塗り薬中心だった私にとって、治療の選択肢が増えたこと自体が大きな変化だと感じています。

まとめ ― 30年間で見えてきたこと

5歳での入院から、今のデュピクセント治療まで。振り返ると、本当に長い道のりでした。

30年間で見えてきたことは、この3つです。

  • 症状は、ずっと同じ強さで続くわけではない
  • 自己流のケアだけではどうにもならない段階が来ることもある
  • 治療の選択肢は、時間とともに増えていく

もしこの記事を読んでいる方の中に、今がつらいと感じている方がいたら──

筆者

今の状態が、ずっと続くとは限りません!

もちろん個人差はありますが、一人で抱え込まなくていい、ということだけは伝えたいです。

このブログでは、今後スキンケア用品のレビューやアトピー・敏感肌の悩みについても発信していく予定です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

筆者「ゆう」について、もっと詳しく知りたい方は運営者情報ページもあわせてご覧ください。


※この記事は筆者個人の実体験に基づくものです。症状の感じ方や治療の効果には個人差があります。肌に異常を感じた場合は、自己判断せず皮膚科専門医にご相談ください。

関連記事
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次