アトピー肌の肌着選び|歴30年男性が綿100%より重視すること

ワイシャツの下に着ている白い綿100%の長袖インナー
ゆう

綿100%の肌着なのに、なぜかかゆくなる…

アトピー肌の肌着・インナー選びで、こんな悩みはありませんか?

私はアトピー歴30年の男性です。私は、子どもの頃から服は綿100%を基本にしてきました。

ただ、綿100%でも、肌に密着しすぎたり体がほてったりするとかゆくなります。

今はデュピクセントの治療でかゆみは無くなりましたが(効果には個人差があります)、肌着は今も同じ基準で選んでいます。

この記事では、困った肌着と、ワイシャツの下に着ているもの、買う前に見ているポイントをまとめました。

この記事の結論

  • 肌着は綿100%、ワイシャツの下は長袖・丸首が基本
  • ぴったりした服や、暖まりすぎる吸湿発熱インナーではかゆくなった
  • 今は綿100%を前提に「密着しすぎないか」と「ほてらないか」を重視

※私個人の体験談です。症状がつらいときは皮膚科に相談してください。

目次

結論:アトピー肌の肌着・インナーはこの5つで選ぶ

私が肌着・インナーを買う前に確認しているのは、次の5つです。

買う前に確認する5つのポイント

  • 素材肌に当たる生地が綿100%か
  • 密着肌にぴったりくっつきすぎないか
  • 暖かさ着ていて体がほてらないか
  • 縫い目肌側の縫い目がごろついていないか
  • タグ首や脇腹にタグが当たらないか

この中で特に重視しているのは、密着と暖かさの2つです。

肌着選びで私がかゆくなったのは、主にこの2つが原因でした。

一般に、汗や衣類の刺激、摩擦はアトピーの悪化要因とされています。体が温まると、かゆみが強くなりやすいとも言われます。素材だけでなく「着たときの状態」まで見るのは、そのためです。

かゆくなる場所によって、見直すポイントは変わります。

「私の場合は次のとおりです。

かゆくなる場所見直すポイント私の場合
首元・襟ワイシャツの襟が肌に直接当たっていないか長袖・丸首のインナーを着て、首元はかゆくならずに済んでいる
手首カフスや腕時計など、肌着以外が当たっていないかかゆい日は腕時計を外す
ウエスト・腰まわり裾やズボンの締め付け、肌への密着かゆくなりやすい場所。ぴったりした服だと特につらい
体全体暖まりすぎていないか、汗がこもっていないか吸湿発熱インナーでほてってかゆくなり、脱いだ
ゆう

綿100%の肌着なのに、なぜかかゆくなる…

💡ポイント

まずは今持っている肌着で5つをチェックし、当てはまらない項目から見直すのが近道です。それぞれの詳しい見方は、次の章から紹介します。

アトピー肌なら綿100%のインナーを選べばいい?

「アトピー肌には綿100%」とよく言われます。私の答えは、「基本は綿100%。ただし、綿なら何でもいいわけではない」です。

私が綿100%の肌着を基本にしている理由

私の服は子どもの頃から綿100%が基本です。肌着も、今はワイシャツの下に綿100%の長袖・丸首を着ています。

綿を選ぶ理由のひとつは、汗を吸いやすいことです。

繊維製品の表示に使われる公定水分率は、綿が8.5%。一方、ポリエステルは水をはじく性質(疎水性)を持つ繊維です。

もうひとつは肌ざわりです。化繊の肌着を着たとき、私はざらざらした感じが気になりました。肌に直接触れる1枚目は、今も綿100%にしています。

素材が綿100%と書かれた服の品質表示タグ

同じ綿100%でも、肌ざわりは糸の細さや編み方で変わります。肌着でよく使われる編み方は、次の3つです。

編み方肌ざわりの特徴
天竺薄手で、さらっとしている
フライス伸縮性があり、体の動きになじみやすい
スムース厚みがあり、柔らかく暖かみがある

よく聞くオーガニックコットンは、農薬や化学薬品を使わずに育てた綿花から作られた綿のことです。ただ、肌ざわりは糸や編み方にも左右されます。

表示だけで決めず、実際に触って確かめるのがおすすめです。

綿100%でもかゆくなる3つのパターン

綿100%なら何でも安心、というわけではありません。一般的に、次のようなパターンでかゆみにつながることがあります。

パターン理由見直し方
生地が粗い糸が太い・目が粗いと、肌との摩擦が増えるスーピマ綿など、なめらかな綿を選ぶ
洗濯で硬くなる洗うたびにごわつき、柔らかさが落ちるごわついたら替える。レーヨン混も候補
汗で張り付く汗を吸った綿が、肌に張り付きやすい汗をかいたら着替える
ゆう

服選びでは、素材に加えて生地の柔らかさも見ています。

ポリエステルなど化学繊維はダメ?

「化学繊維は避けるべき」とよく書かれますが、合う・合わないは人によって違い、絶対にダメとまでは言い切れません。

化繊インナーを試すなら、次の3つを意識すると安心です。

化繊インナーを試すときの3つのコツ

  • まずは家で、短時間だけ着てみる
  • 暑い日や汗をかく日は避ける熱や湿気がこもりやすいとされるため
  • かゆみが出たら、すぐに脱ぐ

肌側だけ綿を使った吸湿発熱インナー(ヒートテックなど)もあります。こちらは別の記事で詳しくまとめる予定です。

💡ポイント

肌に当たる1枚目は綿100%。生地のなめらかさと洗濯後の変化も見る。

チクチク・擦れを減らすなら縫い目・タグ・サイズを見る

素材の次に見たいのが、肌に当たる「形」です。

アトピーの肌は、布のごく小さな刺激にも反応しやすいとされています。縫い目やタグ、サイズ感まで見ておくと安心です。

縫い目とタグのチェック方法

チクチクの原因としてよく挙がるのがこの2つです。

小児アレルギー専門医の解説でも、服の構造に気を配ることが勧められています。縫い目が外側に出ている仕様や、プリントのタグ、縫い目が平らな仕様などです。

買う前に、次の点を見ておくと安心です。

チェックする場所肌に優しい仕様商品説明での表記例
縫い目縫い目が平ら、または外側にある「フラットシーム」「縫い目が表」
脇脇に縫い目がない「脇縫い目なし」「筒状に編んだ」
襟・袖口・裾端を折り返して縫っていない「切りっぱなし」
タグ洗濯表示が生地に印刷されている「プリント」「タグなし」
肌着の縫い目が内側にあるタイプと、外側・フラットシームのタイプを比較した図
縫い目が内側にある肌着と、外側(または平ら)にある肌着の比較図

アトピー向けの肌着には、これらの仕様をまとめて取り入れた商品もあります。縫い付けのタグを外すなら、リッパーで縫い糸を切ると、生地を傷めずにきれいに外せます。

締め付けすぎず、ゆるすぎないサイズ選び

私が肌着で特に避けたいのは、肌にぴったりくっつくサイズです。着ると、かゆくなるからです。

一方で、大きければいいわけでもありません。きつすぎる服は摩擦と蒸れを増やします。逆にダボダボすぎると、動くたびに生地が滑って刺激になります。

目安は、きつすぎず、ゆるすぎない適度なゆとりです。

サイズを選ぶときは、次の3つを確認するのがおすすめです。

サイズ選びで確認する3つのポイント

  • 腕まわり腕を上げ下げしても、生地が肌に張り付かないか
  • ウエスト裾がズボンのウエストに挟まれ、締め付けられていないか
  • 着丈着丈が短すぎず、動いてもズボンから出ないか
ゆう

ジーンズのように体に沿う服は、私は苦手です。

💡ポイント

縫い目とタグは「平ら・外側・プリント」が目安。サイズは、肌に張り付かない適度なゆとりを。

汗・蒸れ対策と夏冬のインナーの選び方

夏は汗と蒸れ、冬は暖めすぎに気をつけます。

夏:薄手で汗を吸うもの

私は夏も綿100%のインナーを着て、汗をかいたら拭いています。

対策ポイント
生地薄手の天竺や、汗で張り付きにくいメッシュ・ガーゼ
拭き方こすらず、タオルで押さえるように拭く
帰宅後シャワーで汗を流し、肌を清潔に

ゴシゴシこすると、かゆみが増すことがあるとされています。

冬:肌に当たる1枚目は綿、暖かさは重ね着で足す

私は吸湿発熱インナー(ヒートテックなど)でほてってかゆくなり、脱いだことがあります。

専門医の解説では、次のように整理されています。

項目内容
悪化させる明確なデータまだない
気になる点肌の水分を吸って熱を生む仕組みのため、理論上の懸念がある
挙げられている使い方肌に直接触れない重ね着にする

暖かさは、1枚目ではなく重ね着で足すのがおすすめです。

重ねる順例
1枚目肌に触れる綿100%の肌着
2枚目シャツなど
3枚目セーターやカーディガンで調整
ゆう

暖房の効いた室内では、思った以上に体が温まります。脱ぎ着しやすい重ね方にしておくと安心です。

💡ポイント

夏は「薄手の生地+押さえ拭き」。冬は「1枚目は綿+重ね着で調整」。

【メンズ】ワイシャツ・スーツの下に着るインナー

インナー1枚で首元・襟の刺激を防ぐ

ワイシャツを素肌に直接着ると、襟や生地が首や体にこすれます。

間にインナーを1枚挟むと、肌への直接の刺激を減らせます。

私がワイシャツの下に着ているのは、次のインナーです。

項目私の場合
素材綿100%
袖長袖
首の形丸首
色白

手首だけはインナーで覆えないので、時計を外して対処しています。

透けにくい色と首まわりの形

ワイシャツの下のインナーは、色で透け方が変わります。

色透け方
白腕まわりで、地肌との境目が見えやすい
ベージュほとんど透けない
黒透けて、シャツがくすんで見える

私は白を着ていますが、透けが気になる人はベージュも候補です。

首の形よいところ気をつけたいところ
丸首首元まで覆える第1ボタンを開けると見えやすい
V首・U首襟元から見えにくい首元の肌が襟に触れやすい
ゆう

第1ボタンを開ける日は、襟元からインナーがのぞかないかも鏡で確認しておくと安心です。

💡ポイント

ワイシャツは素肌に直接着ず、綿100%のインナーを1枚挟む。色と首の形は、透けにくさと肌の守りやすさで選ぶ。

アトピー肌の肌着選びでよくある質問

新品の肌着は、洗わずにそのまま着ていい?

一度洗ってから着るのがおすすめです!

新品の服には、シワや縮みを防ぐ加工剤や、形を保つための糊が残っていることがあります。洗うと肌ざわりが柔らかくなり、汗も吸いやすくなります。

高いアトピー専用肌着は必要?

必ずしも必要ではありません!

まずは、手頃な綿100%の肌着で、この記事の5つのポイントに合うものを探してみてください。

肌着を変えれば、アトピーは良くなる?

肌着は、肌への刺激を減らす工夫です。治療の代わりにはなりません!

私の場合、かゆみが無くなった一番の理由はデュピクセントの治療でした(効果には個人差があります)。かゆみが続くときは、皮膚科で相談してください。

まとめ:アトピー肌の肌着は綿100%+「密着」「ほてり」で選ぶ

アトピー肌の肌着・インナーは、次の5つで選びます。

おさらい:肌着選びの5つのポイント

  • 素材肌に当たる生地が綿100%か
  • 密着肌にぴったりくっつきすぎないか
  • 暖かさ着ていて体がほてらないか
  • 縫い目肌側の縫い目がごろついていないか
  • タグ首や脇腹にタグが当たらないか

私が実際に合わなかったものは、次の3つです。

合わなかったもの理由今の選び方
吸湿発熱インナー(ヒートテックなど)体がほてってかゆくなった肌に当たる1枚目は綿100%
化繊の肌着ざらざらした肌ざわり綿100%の肌着を着ている
ぴったりした服(ジーンズなど)肌に密着してかゆくなる肌にくっつくサイズは避けたい

綿100%は大事な前提ですが、それだけでは足りません。

密着とほてりまで見ると、肌着選びの失敗は減らせます。

ゆう

この記事が、肌着選びに迷っている人の参考になればうれしいです!

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